旦那様は高校教師
「南条」
「は…はい…」
ゆっくり教壇へ向かい、目の前に立つと、心ちゃんはニヤリと笑う。
此の笑みはまさか…!?
「南条は居残り」
え゙っ!?やっぱり!?
「……」
何も言えない私の頭を、心ちゃんがワシャワシャ掻き混ぜる。
「冗談だよ。1年間よく頑張ったな!2年になっても頑張れよ」
「はい」
心ちゃんは皆と同じ様に声を掛け、通知表を渡してくれた。
私は席へ戻り、こっそり中を確認する。
特に成績の変動はなく、下がった教科も無い。
良かったぁ~。
一安心だね♪