旦那様は高校教師
おまけ
春休み、私はバイトをする為実家で過ごしていた。
遡る事、終了式の日。
「明日から春休みだろ?短いけど父さんの所でバイトする?」
公園からの帰り道、心ちゃんの突然の申し出に私は驚いた。
「良いの!?バイトしても」
「アパートに1人で留守番するの寂しいだろ?其れに村瀬達が一緒なら俺も安心」
と言う事で、翌日から実家へ行き、私はバイトを始めた。
心ちゃんは普段より早起きして、実家から通勤してる。
本当はクタクタなのかも知れないのに、決して『疲れた』とは言わない。
其れは多分、私に気を遣ってくれてるんだよね?
ごめんね、心ちゃん。
でも無理だけは絶対にしないでね。
ピンポーン。
「は~い」
玄関のチャイムが鳴り、私はリビングを飛び出し出迎える。