旦那様は高校教師
「次郎、見て見て。天の川が見えるよ~綺麗だね」
「本当に綺麗だ!北斗七星もカシオペヤ座も見えるね」
えっ!?次郎!?
突然の声に私はビックリして跳ね起きた。
そして勢い余って其のまま滑り台を落ち、砂場で尻餅をついてしまった。
痛たたたっ…。
「ごめん、ごめん。大丈夫?」
あっ……。
声の主は次郎ではなく、星野先生だった。
先生は私に駆け寄ると、抱き抱える様に立たせてくれる。
「だ…大丈夫です…」
私は顔から火が出る程恥ずかしく、先生に背を向け砂を払った。
「怪我はない?」
先生は私の前へ移動すると、申し訳なさそうな顔をして一緒に砂を払う。
先生、嬉しいけどドキドキしすぎて苦しいです。