旦那様は高校教師


「寝転ぶと星が良く見えるな?」



はい…其処は星を近くに感じて、夜空を独り占めしたような気持ちになるでしょ?



だから私も同じように寝転ぶんです。



「南条、座ってないでお前も寝転んだら?凄く綺麗だぞ?」



はい…知ってます。



でも私にはそんな勇気はないです…。



何も答えないでいると先生に服の裾を引っ張られ、体が後ろに倒れていく。



すると頭を打たないように、先生の左腕が私を受け止める。



ちょ…ちょっと先生!?



此れって、腕枕ですよね!?



凄く危険じゃないですか!?



体も密着して、心臓が今にも破裂しちゃいそう。



此のまま隣に居たら、絶対ドキドキも聞こえる。



良し!!先生に気付かれる前に何か話をしよう!!



うん、そうと決まれば先ずは話題探ししなきゃね。





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