旦那様は高校教師
星空の下で
「実はな…教師を辞めようかなぁって考えてたんだ…」
えーーーーーっ!?
辞める!?
もう会えなくなるの!?
そんなの嫌!
絶対に嫌!!
先生が居なくなったら、私はどうしたら良いの?
また1人ぼっちになっていくの!?
段々と不安が募り、私はパニック状態へと陥って行く。
「先生お願い、辞めないで……。先生が居てくれるから今の私があるの…」
寝転んだままの先生の服を掴み、必死に思いを伝えた。
「私…先生が…好き…。でも…私が好きになった人…皆…何処かへ行ってしまう…」
とめどなく涙が溢れ出す。
自分が何を話しているのか、何を言いたいのか…頭の中は既に真っ白。
其れでも、私の口は止まらない。