時雨模様



「ルナ・ルーン!!」



私が呪文を唱えた瞬間…



何も起こらなかった…



「バカァァァァァ!!」



「あっあの…」



「なによ!!今魔法失敗したの見たでしょ!!」



「えっ?魔法?」



「やだあんた魔法も知らないの?バッカじゃない?」



「あんたじゃないです
金崎 齋と言う名前も有るんですよ」



「イツキ?変な名前」



「そういう君こそ名前は?」



「ふふん♪庶民なんかには普段名は名乗らないんだけど特別に教えてあげる!!
私はルナ・リッペリン」



ルナ…リッペリン…



彼女の出会いは…



第一印象『最悪』だった



「あら『リッペリン』の名を聞いて驚いた?
まぁそうでしょうねなんてったて私は貴族だもの!!」



「そんな事より此処は何処?目が覚めたら此処にいるんだもん」



「えっ…あんたどこ出身?」



「日本に決まってるじゃないか」



「日本……あんたちょっと来なさい!!」



「えっ?」



腕を引っ張られている齋



「御祖父様のとこに連れてくわ!!」



「いっいきなり!?」



「問答無欲!!
『ルナ・フィンルガー』」



シュンッ



「さっもういいわ」



「君は…」



ジーッとルナの顔を見る齋



「何よ気持ち悪いわね!!」



イツキは思った



ルナはツンデレだということを…



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