同居ゲーム
パクパクとオムライスを食べていると、央が海斗に話しかけた。



「そのサラダのドレッシング、由宇希が作ったんだって。」


「そうなの?
うん、美味しい。」



ふわっと微笑んでくれた。



また黙々と食べる。



チラッと見ると目が合った。



お互いがさっと目を背けた。



「味、薄くない?」


「丁度いい。
俺、気に入った。」


「ありがとう。」



ぎこちない会話にまた顔が赤くなる。



何意識してんの。



今日あたしちょっと変だ。



「ご馳走さま。」



逃げるように食器をシンクに下げ、あたしは洗面所に走り込んだ。














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