同居ゲーム
「来なかったよぉ。」
帰宅してすぐ、海斗にぶちまける。
「そっか。
ショックなんだ。」
「多分ね。
あ〜、もう。
明日休みでよかった。」
「お疲れ。」
苦笑した海斗はコーヒーを飲んだ。
「まったく、あたしは恋愛したことないのに、始まりから別れまで見たんだよ。」
長い間、沈黙が続く。
……………あれ?
「あたし、おかしなこと言った?」
「ホント?」
あたしの質問には答えず、海斗はコーヒーをもう一口飲んだ。
「なら、俺と恋愛してみない?」
……え?