同居ゲーム
ーーーーーー………。
これからどうなるの?
シミ一つない、真っ白な天井を睨む。
身動きすると、ベッドが軋んだ。
あれから2人はちゃんと帰れたのかな。
彩華はあたしを恨んでるんだろうか。
頭の中は今日のことでいっぱいだ。
どうしてこんななっちゃったんだろう。
今まで何もない、平穏な暮らしだったのに。
急展開でめまぐるしく変わる現実にあたしはついて行けない。
と、コンコンとドアがノックされた。
返事を返さずにいると、ややあってドアが開いた。
「いるんでしょ?」
「……返事してないのに。」
「居留守使ってるってわかったから入ったの。」
悪怯れずにさらりと流した海斗はスタスタとベッドに近づいてきた。
「またなんかあった?」
「言わない。」
「なんで。」
少し驚いたような声を出し、海斗はあたしを覗き込んだ。
「見ないでよ。」
うつ伏せに寝転ぶ。
「どした?」
今まで相談してきたのに、おかしいぞ、と言われ、あたしは唸った。
「今日は気分じゃないの。」
「俺に言えないくらいマズいことになった?」
「もう随分前からマズい状態だったよ。」
「誤魔化すな。」
海斗の声が怒りを含んだ。