同居ゲーム
「帰りたくなったら帰ってこいよ。

お金は月いくら送ればいい?」


「いいじゃない、仕送りなんて。
勝手に生活するでしょうに。」




あたしはムッとしてお母さんに向き直った。



「お母さんとは話してない。
ちょっと真剣に考えてよ。」


「考えてるわよ!」



いきなり雑誌から目を上げ、あたしを睨んだ。



「今まで努力してきたじゃない!
なのにあなたは文句ばっかり!
もう、勝手にすればいいじゃない!」


「なにを努力したの?
あたしとちゃんと話した事あった!?」



あたしもカッとなって怒鳴った。


今までちゃんと話を聞いてくれたことなんかなかった。



「いつだって気の無い返事ばっかり。
お父さんの前でだけあたしに優しくして!」



あたしの暴露にお母さんは青くなった。



いそいでお父さんを振り返る。





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