同居ゲーム
「海斗もそんな仕返しやめてよ。」


「仕返しじゃないよ。」


「ちょっとは悪戯心もあったでしょう。」



少しの沈黙の後、海斗は認めた。



「あったねぇ。」


「あったねぇ、じゃない…。」



もう、あたし本当に怖かったんだから。



「悪かったって。
ちょっと可愛いとこ見たかったし。」



言われた途端、あたしはバッと身体を離した。



「え〜…。」



海斗の思う壺なんて、悔しい。



しかも、あたしをあんなに焦らせて。



「おやすみなさい。」


「えっ、ちょっと待てよ。」



悔しいから、振り向かず早足で外に出る。



が、やっぱ足の長さには勝てない。



海斗が追い付いてあたしはまた部屋に引き戻された。





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