同居ゲーム
改めて、宏樹がどれだけ大事な存在か気付かされる。



馬鹿な空気出してるけど、ホントはすごく気を遣うし、気配に聡いし。



優しいし、楽しいし…。



「宏樹。」


「何。」


「ありがとね。」



宏樹はカメラを見つめた。



「ん。」



沈黙のあと、宏樹はそれだけ口にした。



「あたしが撮ってあげる。」



杪が宏樹の手から、カメラを取った。







「はい、チーズ。」











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