同居ゲーム
それから数十分後。
「9580円。」
足りたぁ~。
レジの前に立った海斗はホッとした表情を浮かべている。
「うわ~、あたしらそんなに食べたのか。」
美喜さん、貴方たちがほとんど消費してくださったんですよ?
あたしは内心突っ込んだ。
後ろから足音が聞こえてきたので振り向くと、海斗が財布をしまいながらやってきたところだった。
「よかったねぇ。」
「うん、俺レシート見た瞬間マジでホッとしたかんな。」
うん、確かに見るときの顔凄かった。