同居ゲーム
リビングを出ると、海斗もついてきた。



「どうしたの?」



海斗は答えず、部屋の中に入ってくる。



「あたし、制服脱ぎたいんだけど。」


「どうぞ。」



出ていく気配はない。



あたしはため息をついて、海斗の目をつぶらせた。



「見ちゃやだよ。」



急いで脱いで、服を着る。



見られているか、ヒヤヒヤする。



「目、つぶってよ。」



釘をさすも、返事がない。



振り返ると、海斗は目を開けていた。



え…。



あたしはこの状況を理解できず、固まる。



「海斗?」



ちらりと、海斗があたしの目をみた。



と思うと、いきなり立ち上がって近づいてくる。



「え、ちょっと。」


「何。」



ベッドに引っ張られ、あたしは下敷きに。





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