同居ゲーム
「食べ物は…どうする?
作って食べるにも、アレルギーとかあったらダメだし。」


「ん〜、一応野菜とか肉とか魚とか買っておいて、大丈夫そうなの作ればよくない?」



海斗の言葉に頷いて、あたしはカゴに次々と食べ物を入れた。



「ちなみに由宇希ってアレルギーあるの?」


「ないよ。
なんでも大丈夫。
海斗はある?」



海斗は笑って首を振った。


よかった。


美喜さん達はあるのかな?


意外にあったりして。



「そろそろいいんじゃない?」



海斗はカゴを覗き込み、財布を出した。



もう半分以上まで積まれている食材たち。



でも、年頃の男の子が3人もいるんだからあっという間に無くなるんだろうな。



よいしょ、とカゴを揺すり上げ、あたしはレジの列に並んだ。



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