同居ゲーム
生活
「由宇希〜。
ご飯まだ?」
美喜さんがソファーから起き上がってフラフラとあたしのところにやって来た。
「まだ。ちょっと待ってくださいよ〜。」
言いながら、あたしはフライパンを揺すった。
「焼きそば食べたい!」
「今作ってますからっ!」
待って、と言っている傍から美喜さんは麺を摘んで食べようとしている。
「待ってってば!」
急いで麺を救出する。
「あ、由宇希、敬語直った!」
「ああっ、ゴメンなさい。」
慌てて謝ったあたしに美喜さんは笑って手を振った。