同居ゲーム
「なんで俺が犬なんだよ!」


「そっくりじゃない。
吠えるトコとか?」


「アアッ!?」


酷でぇ、と真田さんは講義したが、美喜さんは無視した。



「由宇希〜、あんたもそう思うでしょ?」



あたしに振るの、そこ。



「あ、ええと、明るいトコとか?」


「ありがとう由宇希ぃ!」


「こんな馬鹿庇う必要ないわよ。」



美喜さん、怖いや。



「まあまあ、真田も美喜さんもそこまで。」



仲裁したのは海斗。



大人だ…。



岩谷さんは隅で静かに読書。



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