同居ゲーム
ゲーム開始
とうとう1日がきた。
あたしはハガキの入ったカバンを肩からさげ、家を出た。
う〜緊張する。
いつの間にか、ウキウキの方が大きくなっていたようだ。
「着いたけど、どこ?」
駅っていっても広い。
しかも、中か外かも、裏か表かも書かれてない。
うろうろと駅を歩き回っていると、男の人に声をかけられた。
「失礼ですが、小倉由宇希様ですか?」
「はい、そうですけど?」
男の人はニッコリ笑って、喫茶店を指した。
「皆様がお待ちです。」
はぁ、と気の抜けた返事をし、あたしは男の人の後ろをついて行った。