同居ゲーム
「ありがとう、宏樹。」


「いやいや。
じゃあ気を付けて帰れよ?」


「うん。
また明日。」



手を振って、バッグを担ぐ。



チラッと彩華を見ると、まだ机の中を覗いていた。



これはバイバイ出来ないな。



諦めて歩き出す。



明日は普通に戻ってるのかな。



あたしに非はない、気落ちするな。



気を紛らわせる為に、今夜の晩ご飯の献立を考え、あたしは教室を出た。











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