同居ゲーム
「同居って、部屋はどうすんだよ?
男は男、女は女同士一緒の部屋使うのか?」



真田さんはテーブルに肘をついていた腕を動かし、3人ずつ指してみせた。



「いいえ、一人一人使って頂きます。」


「そんな広いマンションなのか。」


「お金だけは無駄にありますからね。」



にこやかに言ってのけるこの人も大したモノだ。



「質問はありませんか?

では、今からマンションにご案内いたします。」



あたしは立ち上がって、男の人について行った。



まだ不安はあるけど、なんだか同居ゲームに参加したくなってきた。



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