恋のおはなし


啓太先輩は部屋のドアを開けると

私の手を引っ張って中に入れてくれた。





「啓太せんぱっ…」



キス…された。




触れるだけのキスが激しくなる。



「…んっ…せんぱ…いッ…」



嬉しい気持ちと苦しい気持ちが止まらない…










「…りなこッ…」












啓太先輩が

キスの合間に名前を呼んだ。



私の名前だけど…名前じゃない名前を…



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