恋のおはなし


「え…だって…あの人と同じ名前だから…」



「あっ…そうだったな…でもあいつのことは















下の名前で呼んだことねぇよ?」


「はい?」




「いつも名字で呼んでた。」



頭の中でぐるぐる考えてみた。




「ふっ…すげー考えてるな。









だから…りなこは莉奈子ってことだ!!」




「う~…啓太先輩~…」



私は先輩の胸に顔を押し付けて声をあげて嬉し涙を流した。


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