恋してキューピッド!
「え!?ごめん、全然聞いてなかった!」


なに?
マジで聞いてなかったんだけど!




「相変わらずマイペースだねー美羽は…。」

「そうかなぁ?…あっ!早く早く!ホール行くよ!」


クラス表早く見に行かなきゃだよ!



二人を置いてあたしは駆け足で昇降口へと向かった。




「ジョーのキモチが届くのもまだまだ先みたいだなっ!ドンマイ♪」

「やべー軽く泣けてくる~。」







――――――――――

ホールに着くと人の波は去ったようで、見に来てる人はまばらだった。


「香月美羽…こーずきみうー………」



1組から順に目で追っていく、


と…



「…あった!2組だ!」


あたしはどうやら2年2組のようだった。ついでにジョーもシオちゃんも同じクラス!



「ぬおーっ!記録更新かよ~っ!」

「おめでとジョー☆」

「ヨカッタ~☆ふたりも一緒だー♪」



頭を抱えて叫ぶジョーの肩をシオちゃんがなだめるように優しく叩いていた。


やった!
シオちゃんも一緒ならもっと心強いや!


神様ありがとーっ!


< 11 / 166 >

この作品をシェア

pagetop