恋してキューピッド!
運命のデート!
―――――――――

先輩が



死神見習いで



しかも





狙いは




あたし…?






な、なに、言っちゃってんの?





てか急にそんなこと言われてもさ、『はいそうですか』ってすんなり納得できないし…




「…あれ?ホントに知らなかった?」


「知らない…」



「俺の商売道具見えてるくらいだから、てっきり知ってると思ったんだけど…」



「商売道具って…」



「俺は弓矢だけど、アイツは刀を使ってる。」





かた………な…?



昨日の横断歩道での光景が頭をよぎった。





………………………


「急に…急にそんなこと言われても意味わかんないし…てゆーかさ、なんでそういうこと言うの。」



あたしは両手を力強く握り恋クンをにらんだ。


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