恋してキューピッド!
「なんでもないですっ!」



考えたらキリないし…



―――――――――


先にゴハンの予定だったけど、お昼までだいぶ時間があったので先に水族館に行くことになった。


ゴールデンウィークということもあってか水族館は家族連れでにぎわっている。



「やっぱり子ども多いね。」


ちょいちょい幼稚園児くらいの小さな子と激突しそうになるので、そのたびフラフラと避ける。


「そうですね……あ!ラッコ!先輩っ!ラッコですよ!」




うぎゃあー!
ラッコさん超かわいー!!



あたしは子どもに混じって、ラッコがいる水槽にペタッとくっつき目を輝かせた。



ラッコはそんなあたしに見向きもせず、必死で貝を割って食べている。


かわいーっ☆



…………はっ!やば!



「ごっごめんなさい!ひとりで騒いじゃって…」



あたし子どもかっ!



「あははっ☆美羽ってホント笑える。」


わらっ!
笑える!?


< 118 / 166 >

この作品をシェア

pagetop