恋してキューピッド!
「あ。あたしトイレ行ってくるから先教室行ってていいよー。」


ホールを出て右手にあるトイレの前であたしは足を止めた。


緊張してたからトイレ行きたくなっちゃったよ!



「わかったー。」

「教室間違えるなんて凡ミスだけはすんなよ~。」

「しないし!さすがにあたしもそこまでドジじゃないし!」



ったく!
バカにしすぎだからマジで!


あたしはほっぺたを膨らましてトイレへの個室へと入る。


入るとちょうど女の子が2人くらい個室から出て来きたようで手を洗いながらおしゃべりしている。




「つーか2組とか言ってウチらマジラッキーじゃねー!?超ツイてるっしょ!」


「ね~!」



2組?
あららっ、あたしとおんなじだっ!
てか、なにがラッキーなんだ?




「ヤバいし!恋クンと同じクラスとか~!あたし相談したいことめっちゃあんだよねー!」


「あたしもあたしも!つーかむしろ恋クン自体好きなんですけどってカンジ?」

「ギャハハハ!アンタじゃ絶対玉砕だしー!ま、あたしもだけどさ~!恋クンとか絶対レベル高くね!?」

「だよね~。でもとりま友達レベルにはなりたいってカンジ!」


< 12 / 166 >

この作品をシェア

pagetop