恋してキューピッド!
一大決心!
―――――――――
ゴールデンウィークが終わり、魔の中間テストも終わり、あっという間に6月の半ば。
「はい、それじゃあ各班で調理開始~。」
今は調理実習の時間。今日のメニューは、けんちん汁と親子丼。
みんな楽しそうに調理している。
あたしはと言うと…
「みっ美羽!手!手見て!!」
「……へ?ヒイッ!」
シオちゃんに包丁を持っていた方の手をガッシリつかまれ我にかえる。
目線を落とすと、包丁は大根ではなく確実にあたしの指を狙っていた。
あと数センチで大根が血だらけになるところギリギリ。
「あぶねぇ…お前見てるとコッチが寿命縮むわ!」
ジョーが手際よく玉子をかきまぜながら言う。
「アンタさぁ~最近ボーッとしすぎだよ!?せめて包丁持つときくらいは意識を集中させてくれる!?」
「ごめん…」
シオちゃんに怒られシュンとする。
「どうかした?なんかあったの?」
ゴールデンウィークが終わり、魔の中間テストも終わり、あっという間に6月の半ば。
「はい、それじゃあ各班で調理開始~。」
今は調理実習の時間。今日のメニューは、けんちん汁と親子丼。
みんな楽しそうに調理している。
あたしはと言うと…
「みっ美羽!手!手見て!!」
「……へ?ヒイッ!」
シオちゃんに包丁を持っていた方の手をガッシリつかまれ我にかえる。
目線を落とすと、包丁は大根ではなく確実にあたしの指を狙っていた。
あと数センチで大根が血だらけになるところギリギリ。
「あぶねぇ…お前見てるとコッチが寿命縮むわ!」
ジョーが手際よく玉子をかきまぜながら言う。
「アンタさぁ~最近ボーッとしすぎだよ!?せめて包丁持つときくらいは意識を集中させてくれる!?」
「ごめん…」
シオちゃんに怒られシュンとする。
「どうかした?なんかあったの?」