恋してキューピッド!
「俺さー…」


「うん…」


「アイツのこと……………大っっ嫌い!!なのね。」


「知ってる。」


「なんで嫌いかってゆーと、明らかお前に気があったから。」


「気が…ある。」



「そ!ほら俺お前のこと好きだったじゃん?いや、今も好きだけど…ってなにサラッと告白してんだ俺っ!」



「ちょ…落ち着きなよ。」



「だからさ、分かんだよ。あ、コイツも美羽のこと好きなんだなーって。」


「なんかうさんくさい。」


「俺の洞察力なめんなよ?」


「でも…好きじゃないって…」



「人間ウソつこうと思えばつけるしな。人が言ってること全部が全部本音とは限んねぇし。お前だってときどきウソつくだろ?すぐバレるけど。」


「一言多いよ。」


「それと一緒だよ。蓮海もなんか理由があってそんなこと言ってんじゃねーの?よくわかんないけどアイツ謎な部分多いしさ。」




理由……か…




『殺すつもりだった』


「とりあえず、こんなとこでウジウジ悩むくらいなら本人に直接ぶつかってくれば?」


< 145 / 166 >

この作品をシェア

pagetop