恋してキューピッド!
「すごーいって…去年もあったじゃん。」


「そうだっけ?……あ!あたし去年熱出して休んでたんだった!」


「あぁ!そういやそうだったな!じゃあ知らないか。あの笹のまわりに七夕飾りとか短冊が置いてあるから自分で好きにつけていーんだよ。」



「願い事書けるの!?」


「書ける書ける。書いてくか?」


「うん!」




近くに行ってみると笹にはすでに生徒たちの願い事がたくさん書かれた短冊がぶら下がっていた。



短冊とペンを取りサラサラと願い事を書いてく。




「うしっ!俺も出ー来たっ!」


「なんて書いたの?」


「お金持ちになれますように!」


「小学生じゃん。」


「そういうお前はなんて書いたんだよ。」


「死んでも幸せになれますように!」


「強欲だな。つーか死んでもって…生きてるうちの願い事書けよ。」


「へへっ!」


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