恋してキューピッド!
「ててっ、てゆーか!なんで先輩がこんなとこいるんですかっ!?」


慌てて話を戻す。


「なんでって…僕、このクラスだから。」







………………え?




「美羽のほうこそどうしたん?なんか用事?」


「…え、えっとー…その…ここって…何年何組…でしょうか…?」


「3年2組だよ。」











うん…









完っ全にクラス間違えたーっ!!





ないない!
ありえない!
クラスどころか学年間違えてるしー!


数分前の「そこまでドジじゃないし」って言ってた自分に1発殴られそうなレベルでミスったー!


アウェー感もなにもフツーにアウェーなの当たり前やないかーい。


そりゃわけわからん後輩入ってきたら「え?」て空気になるわーい。




「もしや…間違えた!?」

「…みっみたいです!ごめんなさいっ!あと1つ上の階だったみたいですっ!」



ハズい…
あーもー先輩の前でこんなドジやらかすとか~!

いっそ消えてなくなってしまいたい。


誰か消してくれっ!





「あははっ。さすが美羽!新学期早々やらかすとはね~☆」

「あはは……」





はぁ…情けない…


< 16 / 166 >

この作品をシェア

pagetop