恋してキューピッド!
「はっはい!無事です!」

「無事って…そこまで深刻に心配してはいなかったけど…」


先生に呼ばれ我にかえったあたしは慌てて席についた。


心臓がまだドキドキしてる!


「よしコレで全員揃ったな。えーと、まずはー……」



「あのっ、ありがとう!」


先生が話し始めたのを見計らって小さな声でお礼を言った。


「いいえ、どういたしまして☆」


神崎クンがニコッと笑うと口角がクッと上にあがってかわいらしい顔になった。


あー☆
かっこよくて、優しい人が隣の席だなんてラッキー☆





「ケガしなくてヨカッタね。」

「う、うんっ。」

「まぁ残念なことにパンツは丸見えだったケド。」

「!!??」














ぜ、



前言撤回。


この人エグイことサラリと言うよ~!
デリカシーのかけらも感じないんですけどっ!!


「べ、別にそれ今言わなくてもいいことじゃないっすかねー?」


あたしはピクピクと顔を引きつらせムリに笑って言った。


「あ、そうだった?ごめんごめん☆」


屈託のない満面の笑みで返される!


この人絶っ対全く悪いと思ってないよー!
挨拶変わりだったんだけど、くらいのノリだよ~!

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