恋してキューピッド!
「さぁ~?本人に聞けば?美羽となりの席なんだからさ。」


「そうだけど……あんまり話したくないんだよね。」


「なにそれ。」

「恋クン、あんま好かんっちゃ。」

「何キャラだよ。」




何かノリ軽いし、
人のことバカにするしっ!
好かん!



やっぱりカッコよくて性格もいいのは…


「遥先輩だけだもん!」

「呼んだ?」









へっ?



聞き覚えのある声に振り返る。



「ははははは遥せんぱいっっ!」



後ろに立っていたのは紛れもなく遥先輩!



なっなななんてタイミング!


驚きのあまり後ろに後退りした、


その瞬間…



「美羽っ!あぶないっ!」







あれ…




身体が




ちょっと




浮いて



るね???






ドサッドサドサズスーッ!






「美羽っ!!」




あたしは階段から足を踏み外しドサドサっと転げ落ちた。



な、に?
生きてる?
あたし、生きてるっ!?

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