恋してキューピッド!
「おっひつっじ座~♪…………は!?最下位!?」


思わずみそ汁を吹き出しそうになる。



ちょ…新学期早々最下位って!どんだけツイてないのあたしっ!



「うっかりミスを連発してなんだか疲れそうな1日。まわりをよく見て行動しよう。ラッキーパーソンは人気者の男性……だってよ。」


横目で冷静に潤が占いを読んだ。


「うっかりミスに注意だなんて…なんだかやる気出ないなあ…」

「むしろそんなの今日に限ったことじゃねーじゃん。ようはいつも通りってことだな。」


「うるさいなあー!もっとお姉ちゃんをうやま………ギャー!みそ汁こぼしたー!」


潤に説教しようと横を向いた瞬間、手に持っていたお椀がかたむきみそ汁がジョロロっとこぼれた。


「しかもシャケの上にこぼれてるー!いーやー!」

「いいじゃん、味噌味のシャケ。しょうゆかける必要ねぇ~。」

「うぬぬぬ……あたしのシャケと潤のシャケ、トレーーード!」


となりでバカにしたような笑みを浮かべる潤のシャケ、強奪!


「お前ふざけんなよ!」

「お姉様を敬え我が弟よー!」


「…てゆーか二人とも…早く食べないと遅刻するよ?」


「え!?」


呆れたようにママが言ったので時計を確認すると時計は8時をさしていた。

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