恋してキューピッド!
「はい…」


言われるがまま先輩のとなりにちょこんと座った瞬間、チュッとおでこに何かが一瞬くっついた。




……………へっ




へっ………



今っ今っ……



「みんなには内緒だよ☆」



人差し指をたて口に当てると先輩が言った。






やっぱり今




おっおでこに




ちちちちちちちチュウしたよねっ!!!!





ガラッ


「あら、誰かいるの?」


「あ、先生きた。せんせーお客さんだよー。」


「あらあら蓮海くんじゃないの。お客さんってゆーのは…そのオデコに手を当ててる彼女でいいのかしら?」


「ぬあっ!えっ!あっあ…はははいっ!」



ふと顔をあげると目の前には保健室の優しいおばちゃん先生があたしの顔を心配そうに、のぞきこんでいた。


「オデコ、ぶつけたの?」


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