恋してキューピッド!
―――――――――

それからどれくらい経ったのだろう。






「……香月さん、香月さん。」


「……………ん」






あたしは先生に身体をトントンと叩かれて目を覚ました。





「おはよう。」


「…おはようございま…………えっ!?え、え、え!?」




ヤバッ!
マジ寝しちゃった!



「ごっごめんなさい!あたし本意気で寝てましたよねっ!?」


慌てて飛び起きる。



「えぇ、グッスリ。何ともなさそうでヨカッタわ♪それで、もう6時なんだけど…」


「うえっ!?6時!?」



1時間以上も寝てたんかあたしっっ!



「帰ります!ありがとうございましたっ!」


「いいえ~♪気をつけて☆」



「さよーならっ!」





カバンを抱えると慌てて保健室を出た。





完っ全に寝過ぎたー!30分くらいの予定だったのに…爆睡するとかあたしってばどんだけ図々しいんだっ!

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