恋してキューピッド!
「……はい。」




パタム。




……………………





「………夢、かぁ。」


ムクッと起き上がる。



そっか…


アレ、昨日のことなんだよね。



なんだか夢みたい。



あたしは髪の毛をグシャグシャかくと部屋を出てリビングに向かった。




恋クンが恋の神様見習いだなんて…



そんなこと突然言われてもなぁ…




は~っ…


あたしが携帯さえ忘れなけりゃわけわかんないことに巻き込まれずに済んだのに…



なんだか厄介だなぁ。



でも…



ホントにホントに恋クンが神様見習いだったら…


あたし、


とんでもない秘密知っちゃったってことになるよね!



ど、どうしよう…



そう考えたら急に緊張してきたっっ!


しかも狙いはあたしって…


どういう意味!?








「あああぁぁ~…」


「どうしたの美羽ちゃん?」


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