恋してキューピッド!
「あ?別に乗んないならいーけど。じゃ、お先~……」


「ちょちょ!ウソウソっ!乗せて!」


「ったく。」



慌てて自転車の後ろに乗る。




「はい、しゅっぱーつ☆」



自転車は風をきって走り始めた。


はぁ~♪
楽チン☆





「ねぇねぇジョー!」


ジョーの広い背中をバシバシ叩く。



「いてっ!なんだよ!」



「ジョーはさぁ…神様とか信じる?」


「お前と一緒にすんな。」


「やっぱ信じないかぁ…」


「俺は目に見えないモノは信じない主義なの。」


「ふぅ~ん。さすがジョーひねくれてんね。」


「人聞きワリィこと言うな。ひねくれてんじゃなくて、現実主義者なんだよ!」


「じゃあさ~目に見えるモノは全部信じるの?」


「う…まぁ、だって見えた時点でそこにあるってことだからな。」


「じゃあもしも…実は神様が人間の姿でー、ウチらの身近にいるとしたら…どうする!?」


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