恋してキューピッド!
振り返ったのは紛れもなく遥先輩だった。しかも普段はめったに見ることがない黒ブチメガネ姿!



「おはよう☆」


「………はよっす…」


「柏木は相変わらず冷たいね。しかも僕のこと呼ぶときフルネームだし。」


「ほっといてください。」


「わー悲しい~………あれ?美羽も一緒だったんだ。おはよ♪」


「おっおはよーございますっ!」



ジョーに隠れるようにしてペコッと頭を下げた。


メガネ姿も知的でオシャレで…カッコいい!!



「なんでこんなとこにいるんすか。」


ジョーが先輩の方を見ずに言った。




そういえばジョーって…




遥先輩のこと苦手なんだっけ!!!やばー…




なんでか分からないけどジョーは中学生の頃から遥先輩が苦手だ。


本人いわく「ヤツとはソリが合わないしなんか好かん」らしい。それを聞いてあたしが一発殴ったのは言うまでもないけど…


だって失礼でしょ!先輩なのにさ!まぁでも先輩はジョーの生意気な態度も全然気にしてないみたいだけど…


大人だ!


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