恋してキューピッド!
「なんでって、学校に行くからね。」


「家、こっちでしたっけ。」




そういえば、先輩がどこに住んでるとか聞いたことなかったな…



「今日はいつもと違うルートで来たかったから☆ダメ?」


「いやダメとは言ってないですけど……った!なにすんだよっ!」



生意気な態度にしびれを切らしたあたしはジョーの背中をグーでゴリゴリ押した。



「先輩に失礼でしょ!」


「うるせえなぁ…」


「ごめんなさい先輩っ!生意気なヤツで…」


「大丈夫だよ。気にしてないし、生意気なのが柏木のいーとこじゃん☆」



そう言うと先輩はニコッと笑ってメガネをあげた。





ううぅぅ…





かかかかっこい~!!



「じゃ、お先に失礼します。」


「え!わっ!」



見とれていると自転車がまた勢いよく出発した。




「ちょっとお!遥先輩に挨拶出来なかったじゃん!」


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