恋してキューピッド！

「うううぅ～……」


「ったく…そういうのを好きって言うんだよ？」


「これが…好き？」



「先輩見るとどんな気持ちになる？」


「えっと…ドキドキする！」


「先輩と話せた日は１日どんな気分？」


「ルンルン！」


「先輩が他の女子と仲良くしてたら？」


「なんか、イヤ…悲しいし。」


「はい、もう決定。それが恋だよ！」


「恋…？」


「誰かを見て胸が苦しくなったり、その人の一言で一喜一憂したり……」


「するするっ！」


「それはその人のことが好きってことなんだよ。」



ため息混じりにシオちゃんがあたしの肩に手を置いた。



「そっかー…」


「大体さぁ～初めて見た瞬間に王子様が迎えに来てくれたって思ったんでしょ？」


「うんっ！」


「それひとめぼれだかんね。」


「ええ～っ！？そうなの！？」


「ホンットあんたそういうことに関してウトいよね～。ウトいと言うかニブイと言うか…ジョーが可哀相でならない…」


「ジョー？なんで？」


「なんでって…」