恋してキューピッド!
なっ…誰!?


「わっ、ジョーじゃん。」

「わってなんだよ、わって。」


声をかけられ振り返るとジョーがプリントと筆記用具片手に突っ立っていた。



「何してんの?」


「あー恋クンとちょっとしゃべってて…今から帰るとこ。」



神様を相手にするのも大変なんだから!

なんて言えないけど…




「恋って…神崎?」


「そうだけど。そういうジョーは何してたの?」


「クラス委員の仕事。」


「クラス委員の仕事!?なんでジョーが??」


「俺、委員長だろうがっ!」


「えっ!そうなの!?」


「ホームルームちゃんと聞いとけ!」


「へへ、ごめん☆」



「…で、神崎と何話してたわけ?」


ジョーがカバンに荷物を詰めながら無愛想に言った。



「なにって……えーと…まぁ…いろいろ!」


「いろいろ?」


「そ!いろいろ…いろいろよ…へへっ☆」



ムリヤリ笑ってみる。

キモい。

あたしキモい。



「あっそ。」


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