恋してキューピッド！

あれ…ジョー、なんか怒ってる？



「なに怒ってんの？」


「怒ってねーし。」


「怒ってるよー！イライラしてんじゃん！カルシウム不足？」


「違うわ！」


「……反抗期か。」


「勝手に解釈すんなっ！」


「じゃあなにイライラしてんの～！？言いたいことあんならハッキリ言えばいーじゃん！」


「あぁ！？ハッキリ言えたら苦労しねぇよ！バーカ！」


ばっバカ！？


「バカ……それが言いたかったことだったのか…」


「違うっつーの！」


「え！？違うの！？」


「………はぁ。」




ジョーはカバンを肩にかけると大きくため息をついてあたしの方を見た。



「……な、なに。」


「あのさぁー…」


「うん。」


「……ぅわあ～！言いたくないよー！胃が痛いよー！」


「なに叫んでんの。」


頭を抱えて叫び始めたジョーを少し引いて見る。