恋してキューピッド!
「逆にあんだけ一緒にいて分からなかったアンタにビックリだよ。」


「だからあぁ、それはあたしも反省してるってばあぁ~。ジョーには悪い事したなぁって…うう~…」


「あーごめんごめん!だから泣くなっ!で、アンタはジョーのことどう思ってんの?」


「どうって…好きだよ…好きだけど、付き合うとかはまだ考えられないっていうか…友達としては最高だけど……」



「友達以上恋人未満ってことか。」


「たぶん…」


「で、アンタはどーしたいの?」


「前みたいに、フツーに話したい。」


「とりあえず、うまく言おうなんて考えないでさ、美羽が今考えてること、そのままジョーに伝えてあげるのがいいと思うよ。」



今、考えてること…



「ジョーだって気にしてないように見えるケド、実は意外とアンタよりめちゃくちゃ気にしてると思うよ?ヘタレだから。」


「うん、あたしもそう思う。」


「ならなおさら言ったほうがいいでしょ!お互いモヤモヤしてるよりずっといいと思うけど?」


「シオちゃん……ホントに16歳?あたしには29歳くらいに見えるよ。」

「全然うれしくないんだけど。」


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