恋してキューピッド!
「あのさ…」
「あのさ…」



ギャー!
そしてセリフかぶっちゃうっていう痛い展開!!


「なっなに?」

「いやお前がなに。」

「いやいやジョーがなに!?」


「いやいやいやいや………キリねぇな。」

「うん…。」



ごもっとも。



「はああああぁ…」



ジョーはあたしの顔を見たあと、尋常じゃないくらい負のオーラを出しながら机に顔を伏せた。


もはや顔と机が一体化しそうですけど!?



「美羽が最近元気ないの……完っ全に俺のせいだよな………」



蚊の鳴くような、か細い声でジョーが言った。



やっぱり気にしてたー!!


「ごめん……」


「ちょ…なんでジョーがあやまんのさっ!あたしのほうがごめんだよ…超ニブくて…」


「……やっと気付いたか。」


「…うん。」


「……今日は怒んないんだ。」


「ホントに申し訳ないと思ってるからね…」


「らしくねぇな……て、俺のせいじゃん!!うおおおぉぉ!」



スーパーネガティブ来たーっ!


も~……


「あのさ、ジョー…」

「…はい。」


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