【短編】MY☆TEACHER
変人男はアタシの腕を木に押しつけ、上から目線で見下げてくる。
そして…
「俺、変人じゃなくて"檜山 隼人(ヒヤマ ハヤト)"だから。」
先程の目つきとは違い、鋭くてなんだか恐い。
しかし、そんな事で怯むアタシでは無い。
「……。てゆか、名前知った所で、もう二度と会わないんだし。ってことで…いい加減、離せ。」
若干、男口調で言い返す。
それにビビったのか、締め付けている相手の手が緩んだと共に、自分の腕をスルリと抜き、当てもなく、ただひたすら走る。
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