【短編】MY☆TEACHER
みんなの視線はアタシに一直線で、その視線がアタシの体の四方八方に矢の如く突き刺さっているような感じだった。
アタシは、その瞬間恥ずかしいことをしたことに気付き、頬が急激に熱くなった。
しかし檜山はそんなアタシをお構いなしに、自己紹介を進めようとしていた。
「え〜…俺を知っていた生徒が一名居たようですが、初めまして、檜山 隼人です。前担任の方が帰るまで、ここのクラスの担任となる新人教師です。どうぞ宜しく。」
淡々と檜山が話す中、アタシはずっと立ち尽くしたままだった。
そんなアタシに檜山は…
「さて…と。え〜…そこの女子。後程、職員室に来るように。」
なんてことを言われたが、返す言葉もなかった。
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