瞼の人-マブタノヒト-
コンビニ前に着くともうすでに何人か集まってた。
その中に高宮君もユーリの好きな野間君もまだ居てなくて、正直少しホッとした。


いつもの定位置に座って自分を落ち着かせようと小さく深呼吸した時、歩いてくるタケとその隣を歩く高宮君の姿が遠くに見えた。



や、ヤバイ。どうしよ。
まだ心の準備が…




「澪!!どうしよ!!野間君来た!!」

同じくテンパってるユーリ。


ユーリ頑張ろうね!!って意味を込めて笑った。
笑ってみたものの、ちゃんと笑えてるのかは自分じゃわからなかった。

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