瞼の人-マブタノヒト-

「こいつ凌治。澪も知ってるよな??」


『んー、話は色々聞いた事あるよ。話すのは初めてだけどね。』


「マジで?中学ん時からの俺のツレ。まぁいい奴だから仲良くしてやってな。」


タケのツレでいい奴らしい‘凌治’。









「俺、澪の事好きだよ。」


変な意味じゃなくてね。と何処か余裕を含んで、凄く楽しそうに言った‘凌治’。


『ありがと。』



ねぇ、凌治。

私達が初めて話した日を覚えてる??


何でか私は鮮明に覚えてるんだ。



彼女いる奴の最初の言葉がこれってどうよ??って、、今だから言うけど、私凌治の事すっごい苦手だったんだよ。


こんな事言ったら凌治はまた笑うかな?

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