瞼の人-マブタノヒト-
みんなそれぞれ気になってる人にメールを送って、明日の朝から報告で盛り上がる。


最近じゃ珍しくないその光景を思い浮かべ、私もアドレス帳から‘高宮修平’の名前を探した。



電車の中前に座るユーリと花はまだ“サッカー部のエース斎藤君“の話しで盛り上がってて。
隣のメグは一生懸命メールを作成してた。





私はいつもと一緒のメールを高宮君に送った。


私の最初のメールはいつも一緒。


[今日もお疲れ様☆★]


間もなくして震えた携帯はメールの受信を知らせてて、少し早くなった鼓動をそのままにメールを開いた。


[木田さんもお疲れ様。]


文字と一緒に高宮君の柔らかい笑顔が思い浮かんで、自然と頬が緩んだ。


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