フェザールスタの肖像
まだフラつく体を壁で支えて、シャトーに帰ろとドアまで歩く。

ガクッと足の力が入らない。

あーん、コルセットを緩めたい。

絶対これのせいだ。

会場を出て、廊下を歩きどこか開いているドアを探していると、ろうそくの明かりだけで照らされた小さな部屋に入れた。

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